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  2. 古典柄の文様-橘(たちばな)-

文様とは調度品、器物、衣服などに描かれた図柄のことをいいます。着物の場合は主に友禅染などによって着物の表地に描かれます。文様には色々な思いや願いがこめられています。その意味などを知ると着物を着たときの思いはいっそう、深くなるでしょう。

古典柄-橘

 橘は日本に昔から自生していた”柑子”や”密柑”の柑橘系の果樹のことで、その葉が寒暖によらず常に元気に生い茂り栄えるため、長寿や子孫繁栄の願いとともに吉祥文様として好んで使われてきました。垂神天皇が田道間守を常世の国に派遣して採って遣わした果実という記述が残っています。また、京都御所の紫宸殿正面の階段から見て右にある橘の樹を右近の橘と呼ばれているのは有名な話。左近の桜に相対したものです。振袖の文様としては果実単体を文様化したものから枝葉を添えられたものまで種類があります。

古典柄の振袖-橘
古典柄-橘