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  2. 振袖用語集

普段、洋服なので振袖をはじめて着る方は着物デビューです。よくわからない用語も覚えてしまえば、なーるほど!基本的な用語だけチョイスして解説いたします。振袖の各部の名前や寸法の名前は別のページでご紹介していますので、そちらもご参考にして下さい。
振袖各部と寸法の名称

あ行


 袷(あわせ)

胴裏、八掛の裏地を縫い合わせた着物のこと。裏地をつけないものを単衣(ひとえ)といいます。通常、振袖は袷でお仕立てします。

 洗い張り

着物を全部ほどいてから、反物の形にして洗う方法。裏地なども新しく取り替える。ほどかずに洗うことを丸洗いといいます。

 居敷き当て(いしきあて)

裏地をつけない長襦袢のお尻の部分に座ったときなどに裂けないように補強の生地を当て布として縫いつけること。単衣の着物にもほどこします。

 衿芯(えりしん)

長襦袢の半衿の輪の形のなっている先の部分から差込み衿がシワなどいかないように整える細長い芯のこと。プラスティック製が多い。

 帯揚げ

帯を締めたときに帯と着物の間の隙間をうめるように締める細長い生地。振袖の場合、絞りの生地を使うことが多い。

 帯板(おびいた)

帯の間に挟んで帯結びを補強する少し湾曲した板。前側に使うものを前板、後側に使うものを後板といいます。

 帯芯(おびしん)

袋状になっている帯の中に入れる張りを持たせるための芯の生地をいいます。昔は厚い芯地を使いましたが、現在では変わり結びなどのため薄い芯地が好まれます。

 帯枕(おびまくら)

帯の後の形を整える枕の形をした道具。普通は帯揚げに包んで用いる。

 帯締め(おびじめ)

帯を締める紐のこと。飾りがついた物も多く、結び目で飾りをつくります。


か行


 仮絵羽(かりえば)

試着用に着物の形に仮仕立てすることを仮絵羽といいます。名前の由来は着物を鳥の羽根の様に広げたら一枚の絵の模様になるという意味だそうです。

 金駒刺繍(きんこまししゅう)

生地に通せない太い金糸を駒に巻いて生地に這わすように文様を形どる技法。金糸は細い糸で生地に固定します。 

 腰紐(こしひも)

振袖を着るとき形を整えて着くずれしないように結ぶ、幅のせまい紐のこと。

 コーリンベルト

上前と下前をクリップではさんで衿元が崩れないように使用するベルト。 


さ行


 しつけ糸

縫い目や折り目を崩れないよう、しっかり着物の形が整うようにする仮縫いに使う糸。表地に見えている大きなしつけ糸は着用前にはずします。

 絞り染め

生地の一部を糸でくくったりして染めると括った部分が染まらずに模様ができ、立体感がでる技法のこと。板ではさんだり、桶を使ったり色々な技法がある。

 正絹(しょうけん)

絹100%の生地のこと。交織など絹と化繊を混合して織られたものと区別するためにも使う呼び方。

 樟脳(しょうのう)

くすのきの木片から抽出して作られる着物用の防虫剤です。最近は化学化合物の防虫剤が多いですが、着物用途かどうか確認注意が必要です。

 地紋(じもん)

白生地の織りの段階で様々な技法で作られる生地の模様のこと。紋綸子、紋縮緬、変わり織り縮緬など色々な種類があります。

 白生地(しろきじ)

友禅などによって柄や地色を染める前の白い生地のこと。白生地の有名な産地では丹後の丹後縮緬があります。

 裾よけ(すそよけ)

長襦袢の下に着る肌着の上下二つに分かれているうち、下の部分の肌着のこと。二つに分かれずにスリップ型のものもあります。


た行


 伊達衿(だてえり)[重ね衿ともいいます]

振袖と長襦袢の間の衿元にいれる細長い生地の小物のこと。振袖の場合、コントラストをつけて反対色をいれる場合が多いです。

 伊達締め

腰紐を締めた後から、着崩れないように締める幅広のベルト状の小物。

 畳紙(たとうし)

振袖や長襦袢等を包むための和紙などで作られた包装紙のこと。たんすや衣装箱に入れる場合、まずこれに包んで収納します。

 丹後縮緬(たんごちりめん)

京都府北部の丹後地方で織られている絹織物を一般に丹後縮緬といいます。生地の表面に細かいシボ(おうとつ)があるのが特徴です。振袖を染める前の生地の一種です。

 反物(たんもの)

着物地のことを一般的に呼ぶ名前。通常は丸く巻いた状態で標準で巾36cm、長さ12mほどになります。一反、二反と数えます。これを試着できる様に仮縫いしたものを仮絵羽といいます。

 辻が花染め(つじがはなぞめ)

実在しない空想の花のモチーフと藤の花を主に文様化して絞り染めしたもの。現代では故久保田一竹の作品が有名。


な行


 長襦袢(ながじゅばん)

着物と肌着の間の着る着物の形に仕立てた下着。着物はおはしょりで折り返すが長襦袢は折り返しがない。衿に半衿をつけて着用します。

 西陣織(にしじんおり)

京都市上京区を中心とした織物産業の総称。一般的に袋帯が有名で京友禅が染めの技法であるのに対して西陣織は織りの技法です。


は行


 半衿(はんえり)

長襦袢の衿に掛ける様に縫い付ける細長い布地。白無地が一般的だが最近は刺繍入りのものをつけることも多い。長襦袢や振袖の衿が汚れるのを防ぐ。

 肌襦袢(はだじゅばん)

着物用の下着 。二部式で上下に分かれている場合は下の肌着を裾除けと呼ぶ。上下一体式でスリップの形をしたものもあります。

 引き振袖(ひきふりそで)

おはしょりを作らずに長く裾を引きずって着る婚礼用の振袖。”お引きずり”などとも呼ばれる。黒の引き振袖が一番格上とされる。

 紅型(びんがた)

沖縄で古くから伝わる染色技法。琉球紅型ともいわれる。一枚の型紙を使って染められる模様は独特の柄と色使いです。

 袋帯(ふくろおび)

帯の形による分類で用途などが分かれますが、振袖など礼装用のもの。仕立てる前に袋状になっていて帯芯をいれてかがり縫いをします。礼装では丸帯もありますが現、一般的なフォーマルな帯です。


ま行


 丸洗い(まるあらい)

着物をほどかずに全体を洗うこと。全部をほどいて裏地などを新しくして縫い直すことを洗い張りといって区別されています。

 虫干し(むしぼし)

着物をハンガーなどに掛けて陰干しして、湿気、カビ、虫害などから着物を守るお手入れ。土用の時期におこなうのを土用の虫干しといいます。

 無双(むそう)

表地と同じ生地を裏地に返して仕立てる贅沢な仕立て方。振袖の場合は袖の内側に柄が入った同じ生地を使う袖無双といった反物があります。 


や行


 友禅染め(ゆうぜんぞめ)

宮崎友禅斎が確立した伝統的な染色技法のこと。細かい技法の違いで分類があります。京都で染められるものを一般的に京友禅といいます。

 湯のし(ゆのし)

反物を蒸気にさらして生地を柔らかくしてシワなどをとり、生地巾を整える、仕立て前の工程のこと。