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特別な日の為の格調高い古典柄の振袖

成人式は一生に一度の思い出。上品で素敵な振袖を着て参加したいものです。最近では様々な文様が人気となってきていますが、やはり大事な行事ごとでは日本古来の古典柄の振袖を装われる方が多いようです。それでは、古典柄とはいったいどのようなものなのでしょうか。今一度確認してまいりましょう。

350年の月日を経て受け継がれてきた京友禅。古典柄の振袖には、伝統に裏打ちされた気品の高さと優雅さがあります。特別な晴れの日に格調高い文様の振袖を身にまとえば、心華やぎ、忘れられない一日となるでしょう。

振袖-古典柄

 古典柄とは日本の伝統に根ざした古くからある文様や図柄のことですが、そのひとつとして重要なものに「古典柄」と一括りにしても実際には様々な文様がございます。そのため、一つ一つの文様と説明をしていきます。

振袖-古典柄

古典柄の振袖-吉祥文様-

 まず、一つ目に「吉祥文様(きっしょうもんよう)」があります。吉祥(きっしょう)とは「お祝いのしるし」、「御めでたいしるし」のことです。婚礼衣装や晴れ着など、お祝い事、式典などに出席する時にお召しになられる着物に多く使われています。鳳凰、雲どり、宝尽くしなど中国の縁起ものから伝来して日本に定着したものと、松竹梅、御所車、貝桶など日本の文化の中から派生して意匠化されたものとの大きく分けて二つあります。

古典柄-御所車

古典柄「松竹梅」

極寒でも緑を絶やさない『』、寒さに負けず真っすぐにのびる『』、冬の寒さから一早く花を咲かせる『』は“歳寒の三友”と呼ばれ、古くから日本を代表する吉祥文様です。振袖にはぴったりの文様といえるでしょう。

古典柄「鳳凰」「宝尽くし」

『鳳凰』は平和で幸せな世界が実現される時に現れると言われており、縁起の良い鳥です。『宝尽くし』は宝物を集めた文様で、福を呼ぶと言われています。

幸せを祈り、願う心が吉祥文様を通して日本人の心に息づいているのではないでしょうか。まさに、成人式や結婚式などお祝いの席に相応しい文様といえるでしょう。

古典柄の振袖-花柄-

古典柄-紅葉、桜

古典柄のなかでも「華やかで女性らしい振袖」を演出できる花柄は定番でとても人気があります。

花柄の種類も『桜』『菊』『牡丹』『椿』などが多いですね。花にも一つ一つ意味が込められています。

古典柄「桜」

 『』は国花のため日本を象徴する花であるため、御めでたい印象の桜は振袖にもよく使われます。春の花なので成人式の時期とは異なるものの、季節を問わず身に着けていただくことができます。

古典柄「菊」「牡丹」「椿」

』は長寿を象徴します。菊は秋の花でありますが、桜と同様に日本の国花であり、季節を問わず身に着けていただくことができます。また、『牡丹』は“百花の王”と称され、“富貴”や“幸福”を象徴します。華やかさや豪華さを演出します。反対に『椿』は“控えめな素晴らしさ”などを意味し、一歩引いた日本人らしい女性を表します。冬の花のため成人式には合わせやすいかもしれません。

京都室町なないろやでは、婚礼衣装を創作している本格京友禅の染め元を始め、品質の高い商品をご提供下さる複数の染め元より直接、商品を仕入れています。問屋のショールームで、豊富な色柄をお見比べすることができ、お気軽にご試着して頂けます。

古典柄の振袖-鳥や蝶(生き物)-

先ほどの吉祥文様と少しかぶってしまいますが、古典柄の振袖では鳥や蝶なども演技がよいとされ、よく用いられています。

古典柄「鶴」「鳳凰」「蝶」

『鶴』や『鳳凰』は不老長寿を願うものとしてお祝い事に好まれる文様です。「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、長寿の象徴とされており、また、おめでたいことの起こる前兆で現れる「瑞鳥」(ずいちょう)であるとも言われています。
『蝶』はさなぎから成長して飛び立つ様子が、女性の成長を願うことも意味しています。蝶は“長”の字にもかけており、ひらひらと華やかに舞う蝶も不老長寿を願うものとして用いられています。

古典柄の振袖-有職文様-

『有職文様(ゆうそくもんよう)』は中国から伝わり、日本に定着した格調高い伝統的な文様です。有職文様を代表するものには『七宝』『花菱』『亀甲文』などがあります。『七宝(しっぽう)』は同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねる文様を言います。『花菱』は“はなびし”と読み、菱形の中に花びらを4枚描いた文様を言います。『亀甲文(きっこうもん)』は正六角形を上下左右につないだ文様で、字の通り亀の甲羅に由来しています。

古典柄の振袖-御所車-

平安時代、貴族の人たちが外出するときに牛に引かせて乗った車を牛車と言いました。また、御所に出入りをしたりする高貴な人たちが乗った車を御所車と呼び、外観は美しく豪華に装飾されてたといいます。通常、文様化されるときは人や牛は描かれないことが多いです。振袖などの晴れ着に文様化されて描かれることが多く代表的な古典の柄となっています。

古典柄の振袖-季節を感じる柄-

古典柄にはその他にも、季節を感じさせる柄があります。例えば、5月や8月のお祭りで使う太鼓の柄である「鼓」。「短冊」は7月の七夕のモチーフですね。また、雲や水の流れも古典柄の一つで美しい振袖を際立たせています。

日本は春夏秋冬の四季の移り変わりがはっきりしていて、暖かくなったなとか、すっかり涼しくなったなあ、などと生活の中で自然の移ろいや慈しみを感じとり、また季節の中で日本人独自の美意識を高めていったのだと思います。春になれば桜の花が咲きほこることに春の訪れの喜びを感じ、秋になれば、葉が色づき山々が紅色に染まるのに、なんとなくはかなさを感じたりするのは日本人の心に刻みこまれた感性ではないでしょうか。四季の移ろいをあらわした文様の着物を身にまとったとき、心が華やぎ、優しい気持ちになるでしょう。

古典柄振袖の柄や色を選ぶ

振袖を選ぶ際は古典柄だけでも沢山の種類があり、困ってしまう方も多いと思います。そこで軽くではありますが、選び方の基準などをご説明します。

身長や体型に合わせて選ぶ

「どの柄・色にしようか迷ってしまう」という方は、まずは自分の身長や体型に合わせて振袖の柄や色を選んでみても良いと思います。

例えば、一般的には細かい柄は小柄な方に、大きめの柄は背の高い方によく映えると言われています。またふっくらとした体型の方は、濃い色の振袖で締まった印象を持たせたり、痩せ型の方は、淡い色を合せることで柔らかい印象を持たせるというのも良いと思います。

振袖の着姿をより美しくしたいという方は、このように柄や色も参考にしても良いと思います。ただ、成人式は一生に一度の晴れ舞台ですので、後悔のないように気に入った柄や色の振袖がある場合は、そちらの振袖を選ぶのが1番です。自分ではなかなか決められないという時には参考にしてみてください。

柄の位置も大事

古典柄の種類は様々ですが、その柄の位置にも注意が必要です。

振袖は「右前」といわれる左側の生地が上にくるように着るので、右側よりも左側の柄の方が目立つようになっています。せっかく気に入った柄の振袖を見つけても、実際着たときにその柄が見えない場合もございます。柄の位置は必ず着て確認していただくのが確実かと存じます。

古典柄以外の振袖

ここでは古典柄以外の柄の説明も補足で行っています。ぜひ、お選びいただく際には参考になさってください。

レトロ・モダン柄

モダン柄は古典柄の振袖とは大きく印象が異なります。モダンとは「近代的・現代的」という意味で、伝統的な古典柄とは対称的に、流行を取り入れたデザインになっています。バラなどの洋花や、三角や丸、四角など図形を用いた幾何学模様、蝶やハートなど可愛いものから、ヒョウ柄などまでたくさんの模様があります。種類も豊富なので、より自分の理想に近いものを見つけることができるでしょう。個性的に魅せたい方はモダン柄がよいかもしれません。

新古典柄

「新」古典柄とはいったい何なのでしょうか。新古典柄の振袖は、古典柄がベースになりますが、柄の位置が異なるのが特徴です。全体的に模様が描かれている古典柄の振袖に対して、新古典柄の振袖は、柄の位置が袖や裾だけになっています。古典柄とは違い、柄が一部分のため、模様もシンプルなものが多く、大人っぽくお洒落な印象を与えてくれます。大人っぽいイメージの振袖が好みの方は、新古典柄の振袖を選ぶと良いかもしれません。

古典柄振袖まとめ

新古典柄やレトロ・モダン柄など様々な振袖が出てきていますが、成人式だけでなく結婚式やパーティに出席することも考えると古典柄の振袖が一番着回しやすく、使いやすいと存じます。帯や小物類で印象は大きく変化するため、古典柄の振袖も一度考えられてみてはいかがでしょうか。

京都室町なないろやでは、問屋のショールームで、豊富な色柄をお見比べすることができ、お気軽にご試着して頂けます。振袖はお召しになると印象がまた違うものです。ぜひ一度、お顔映りを試されに京都室町なないろやにお越しくださいませ。